「繊維の宝石」「神の繊維」と称されるヴィキューナ(詳細は下記別記をご覧下さい。)。従来のお品は通常のカシミヤのハイゲージニットと同じくらいの生地の厚み(双糸28番手)でしたが、こちらのネイビーはその半分ほどの薄さ(双糸60番手)。世界の名だたるブランドに糸を納める名門紡績メーカー「CARIAGGI」 ( カリアッジ ) 社 の素材ならではのクオリティです。しっとりと肌に吸い付くようなきめの細やかな肌触りとシルクのような光沢が美しい、まさに「ヴィキューナを超えたヴィキューナ」と呼ぶべき一枚です。「ヴィキューナのニットならもう持っているよ」というお客様方からも「これは何？！」と驚かれております。

向こうが透けて見えるほどの極薄ハイゲージニットですので、ジャケットの下などにお召しになられてもごわつかず、すっきりしたシルエットに。春先はシャツやTシャツと重ねてコーディネートもできて、秋、冬、春と長いシーズンお楽しみいただけます。

【 「神の繊維」 】

「神の繊維」の異名を持つ最高級素材Vicuna(ビクーナ/ビキューナ/ヴィキューナ/ビクーニャ)。その繊維の細さはSuper230’sに相当します。南米アンデス山脈の標高約3,700～5,000mもの高地に生息するビキューナは、インカ帝国時代には王族しか身に着けることのできなったという、大変貴重なものでありました。その希少性から密猟者によって、多くのビキューナが狩猟の対象となり、その個体数が激減し近代では、ペルー政府によって保護されるようになりました。政府管理の下、毛を採取できるようになっているが、ビキューナから採取できるのは、2年に1度。そして、1頭の成獣から採取できる量は、わずか250gほど。実際に、整毛工程を経て残る繊維は150g以下になると言われております。

※登録記号番号　第　200-000246　号

※平置きにて計測しております。若干の誤差が生じる場合がございますが、あらかじめご了承下さいませ。

1930年代、上質のベルトや革製品作りを得意としていたアトリエを起源とするブランドです。戦後”STORM”という社名で、イタリア初のレインコートや重衣料品に特化した製品を手掛けるようになり、1970年代に入ると三代目として、上品で上質な紳士服作りにこだわったブランド”DORIANI”が立ち上げられました。当時英国風一色であった紳士服市場の中、「イタリア製」であることを追求し最高級の素材を用いたラグジュアリーな品を展開。現在はカシミヤなどのニットコレクションを中心にトータルウェアを揃えています。