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ZILLI ジリー 特集 | 最高級ラグジュアリーメンズブランドの世界

GINZA HIKO JOURNAL · MAISON ZILLI

ZILLIジリーという、
最高級の選択。

高級メンズブランドを探すとき、
その一着に、何を求めますか。

袖を通した瞬間の心地よさ。ふと目を留めたくなる素材の表情。そして、長く付き合うほどに分かる、仕立ての確かさ。

フランス・リヨンにルーツを持つZILLIは、レザーウェアを原点に、装い全体へとその美意識を広げてきたメンズメゾンです。わたくしども銀座HIKOが、最高級の選択肢の一つとしてご紹介する理由を、実際の品と現地での経験から紐解きます。

ZILLIのミラノショールームが入るレカルカティ宮殿の中庭。石の列柱と淡い色の壁が連なる空間
ミラノのレカルカティ宮殿。その一角にあるZILLIのショールームへ、最新のコレクションを選びに訪れます。写真:銀座HIKO

01 / THE MAISON

ZILLIとは。
革づくりから始まった、フランスのメンズメゾン。

ZILLI(ジリー)は、1965年創業、フランス・リヨンを原点とするラグジュアリーメンズブランドです。イタリア人テーラー、テオフィロ・ジリーの革づくりを背景に、レザーブルゾンからスーツ、ジャケット、ニット、シャツ、シューズ、革小物まで展開しています。

高級メンズブランドの価値を考えるとき、スーツの仕立てや生地だけでは捉えきれない世界があります。ZILLIで注目していただきたいのは、希少な素材を、日々身に着けたくなる柔らかさと着心地へ仕立てる力、そしてシンプルなデザインの中にも宿る熟練した匠たちの技です。

クロコダイルでさえ、しなやかな衣服へ。その技術を土台に、カシミヤやシルクなどの素材を用いた、落ち着きのある装いも生み出しています。

ブランド
ZILLI/ジリー
創業・原点
1965年/フランス・リヨン
象徴的な品
レザーブルゾン、レザーウェア
展開
スーツ、ジャケット、ニット、シャツ、パンツ、シューズ、革小物など
現在の理念
Peak Luxury — 品質と、静かな自信を大切にする贅沢
銀座でのご案内
正規販売店・銀座HIKOの実店舗とオンラインストア

02 / QUIET CONFIDENCE

いまのZILLIを語る、
静かなラグジュアリー。

過去長く続いていた「鮮やかなシルクの発色」や「存在感溢れるエキゾチックレザーの印象」から、ZILLIを「華やかで力強いブランド」として記憶されている方もいらっしゃるでしょう。ですが今日までそのコレクションを見てきたわたくしどもは、彼らの表現の変化を間近に感じ取ってまいりました。時代やお客様の求める物に合わせて変化する価値観。表現の手法やデザインのコンセプトは形を変えつつ、一方で、妥協なく品質を追求する姿勢には一貫性を感じています。

“Peak luxury doesn’t shout.
In fact, it doesn’t even whisper.”

最高級は、声高に主張しない。
いや、囁きさえしない。

ZILLI公式「Maison ZILLI」より/日本語訳:銀座HIKO 

これは、現在のZILLIが公式に掲げている言葉です。素材の質、受け継がれた仕事、着る人が感じる充足。その価値を静かに伝える「Peak Luxury」という考え方は、クワイエットラグジュアリーを求める方にこそ知っていただきたいものです。
Peakという言葉に、わたくしどもは「到達しうる最高の頂(いただき)」を目指す意志を感じます。

現在のZILLIには、控えめな色調と素材の質感を軸にした選択肢が豊富にあります。
すべての商品を一つの様式に括る必要はありませんが、少なくとも「華美なブランドである」という評価では、現在のコレクションを十分に表せません。

01

公式が語る、静かな自信

現在のZILLIは、品質を伴う静かな自信と、大きく目立つことよりも価値を大切にする姿勢を掲げています。ブランド自身の言葉だけでなく、コレクションからも、その方向性を読み取れます。

02

たとえば、ダークネイビーの柔らかな艶

HIKOでご紹介しているシルクコットンストレッチジャケットは、深いネイビーとシルクの艶が魅力。華やかな柄を用いずとも、素材そのものの表情を楽しめる一着です。また、装飾を控えたコットン100%のロングスリーブTシャツは、胸元に小さなワンポイントを添え、上質な素材ならではの品の良い光沢を放ちます。

03

たとえば、日々に馴染むカシミヤ

冬ならではの楽しみといえば柔らかさとぬくもりを味わえるカシミヤ。ネイビーのボタンハイネックニットや、HIKOが通常のコレクションにはないカシミヤを選んで別注したサックスブルーのマフラーも、お選びいただけます。落ち着いた色合いで、カシミヤの質感を味わう。こうした装いも、ZILLIの身近な入口です。

銀座HIKOでご紹介している実例:シルクコットンストレッチジャケットボタンハイネックカシミヤニットコットン100%のロングスリーブTシャツ銀座HIKO別注カシミヤマフラー。価格・在庫・サイズは各商品ページでご確認いただけます。

03 / MATERIAL & CRAFT

最高級とお伝えする理由は、
一着の中にあります。

わたくしどもがZILLIを最高級メンズブランドの一つとしてご紹介するのは、素材の種類や価格だけが理由ではありません。素材を選ぶ基準、それを扱う技術、そして見えない部分まで貫かれる仕上げ。その三つが、実際の品に表れているからです。

ここからは、過去にHIKOがお客様のためにお作りしたクロコダイルのブルゾンを中心に、ご覧いただきます。現在の装い全体を代表する写真というより、ZILLIの技術の奥行きを伝える、わたくしどもの大切な記録です。

一着のために、原皮を見にパリへ。

お客様が求められたのは、レザーブルゾン。素材は、傷がなく、斑の並びが美しく、十分に柔らかなクロコダイル。さらに、できる限り継ぎ目を少なくした仕上がりをご希望でした。

一着のブルゾンを作るには複数枚の原皮を使います。一枚ずつの美しさに加え、それらを一つのアイテムとして仕上げる際には、斑のバランスや色調まで揃える必要があります。ZILLIから「原皮の用意ができた」と連絡を受けたわたくしどもは、その革を確認するため、パリへ向かいました。

微妙な色の深みと、手にしたときの柔らかさ。大切な一着をお任せいただく以上、自分たちの目と手で確かめておきたかったのです。

HIKOがパリで確認したネイビーのクロコダイル原皮。大きさや斑の並び、色調を確かめた実物
特注ブルゾンのために、現地で確認したクロコダイルの原皮。写真:銀座HIKO

THE FINISHED PIECE

希少な革を、着るための一着へ。

選び抜いた原皮が、職人の手を経てこちらのブルゾンになりました。広い面で見せる斑の美しさと、袖口や裾に寄せられた細かなひだ。同じ一着の中に、大胆さと繊細さが共存しています。

柔らかさを求めるのは、触れたときの感動のためだけではありません。衣服として身体に沿い、動きについてくること。そのためにも、素材と仕立ての両方が問われます。

写真は過去の特注製作例です。同仕様での製作可否は、素材と本社の対応状況を確認のうえご案内いたします。

銀座HIKOがお客様の特注で製作したネイビーのZILLIクロコダイルブルゾン。袖口と裾にもクロコダイルのシャーリング
お客様のご希望から生まれた、クロコダイルの特注ブルゾン。

THE ART OF 5.5 CM

袖口、わずか5.5cmに宿る矜持。

写真の袖口をご覧ください。革が、布のように細かく波打っています。このひだを寄せる仕上げが「シャーリング」です。

HIKOがご紹介してきた袖口には、土台の革の上に三本の細長い革を配置し、それぞれに細かなひだを寄せて縫い付けた構造が見られます。一枚をただ縮めたように見えて、その中には幾重もの仕事が重なっています。

ZILLIのレザーブルゾンの袖口。三段に重ねた革に細かなひだを寄せたシャーリングの拡大写真
シャーリングの構造を示すレザー袖口の参考写真。上の特注クロコダイルブルゾンとは別の品です。

特注の一着でお客様が望まれたのは、この袖口の芸術的な仕上げをクロコダイルの革で行うことでした。斑による凹凸のある革を、細かなひだが寄るほど薄く、柔らかく整える。それでも衣服としての丈夫さを保つ。その両立に、ZILLIの技術が問われました。

「素材にはクロコダイルを使っています」という説明の、さらに先へ。わたくしどもが見ていただきたいのは、そこにどこまで仕事を尽くしているか、ということなのです。

蓋の裏側にもクロコダイルレザーを用いたZILLIのブリーフケース。蓋を開いた全体と革の拡大写真
蓋を開けたときにも続く、クロコダイルの表情。銀座HIKOの取扱品より。

BEYOND THE SURFACE

蓋の裏側にも、
同じ美意識を。

こちらのブリーフケースは、蓋の裏側にもクロコダイルレザーを使っています。

閉じて持ち歩くときには見えない場所。それでも開けるたびに、持ち主はその仕上げに触れます。人からどう見えるかだけでなく、使う人自身が何を感じるかまで考える。わたくしどもは、この品にもZILLIらしさを感じます。

希少な素材の価値を、外から見える面だけで終わらせない。その姿勢は、静かな贅沢という言葉にも通じています。

A RARE ENCOUNTER

名品を求めた先に、
出会うブランド。

ZILLIは、日本では数十年前から取扱店舗が限られ、海外へ足を運ぶ機会でもなければ、その存在を知ることさえ容易ではないブランドでした。

それでも、知名度だけに頼らず、素材や仕立て、ものづくりの哲学を追求する方々の間で、少しずつその価値が伝わってまいりました。「名品を極めた人々が、最後にたどり着くラグジュアリーブランド」。長年お客様をご案内する中で、わたくしどもはその言葉を実感する場面に幾度も出会っています。

その奥深い魅力を伝えるには、販売店にも専門的な知識と目利き、そして時間をかけてお客様と向き合う姿勢が求められます。品質を見極め、その価値に見合う価格の理由までお伝えすること。ZILLIを扱い続けることには、販売店としての覚悟と手間暇が伴います。

かつては日本にも代理店があり、複数の店舗や百貨店でコレクションが紹介されていた時代がございました。現在、その最新コレクションを毎シーズン現地で発注し、仕入れている国内の店舗は、わたくしども銀座HIKOだけとなっています。

出会う機会が限られるこのメゾンと、日本のお客様を結ぶこと。その役割を大切に、わたくしどもは一着ずつ選び続けています。

04 / FROM LYON TO GINZA

三十年以上、現地で向き合い、
お客様へつないできました。

わたくしどもHIKOは、30年以上にわたり現地へ足を運び、ZILLIの最新コレクションを選び、仕入れてきました。創業者・中村哲彦の代から続く交流の中で、本社を訪ね、担当者と話し、お客様のご希望を伝えてきた時間があります。

特別な素材や仕様のご相談も、こうした関係の中から生まれます。ご希望をうかがい、実現できるかを本社と確かめ、必要であれば現地まで見に行く。その積み重ねが、HIKOの仕事です。

THREE STORIES

名品の背景には、
人の物語があります。

ものづくりの現場で。お客様との対話で。そして、メゾンの方々との交流の中で。HIKOが出会ったZILLIの素顔を、3本のnoteに綴っています。

銀座HIKOが2015年に訪れた、当時のZILLIリヨン本社。赤い壁の建物と庭
2015年に訪れた、当時のZILLIリヨン本社。写真:銀座HIKO

5.5cmの美学

先述のクロコダイルのブルゾンの背景にある物語。一度は他社で作ると決めたお客様が再びZILLIを選ばれた理由。ご相談から完成まで、一着に託された思いを綴りました。

「5.5cmの美学」を読む

名品の引力

「どうぞ、こちらへ。」パリのエルメス本店で、ZILLIのコートがお客様を別室へ導いたというお話。

「名品の引力」を読む

白い箱の宇宙

「列車の中で楽しんで」と、当時の社長が手渡してくださったお弁当。帰り道に白い箱を開けた瞬間、メゾンの心に触れたように感じました。

「白い箱の宇宙」を読む

05 / YOUR WARDROBE

お一人お一人の
お顔を思い浮かべて。

年に数回、ミラノにあるZILLIショールームに足を運び、半年から8か月ほど先のシーズンのコレクションを現地で発注しています。この色はあのお客様が好まれそうだ、この柔らかさはあの方に…。お客様お一人お一人のお顔を思い浮かべて選んだ名品の数々です。

銀座HIKOでは実店舗とオンラインストアでご紹介しています。サイズや素材感、着用する場面など、どうぞお気軽にご相談ください。

ZILLIショールームでの買い付け。ネイビーとグリーンのスニーカー、素材見本とオーダー資料
ショールームで素材や色を確認し、コレクションを選ぶひととき。写真:銀座HIKO

ブルゾン・ジャケット

装いの中心となる一着。素材の表情と着心地を確かめながら、外出や会食、旅の場面に合わせてお選びいただけます。

ニット・シャツ

肌に近い品だからこそ、素材の違いを楽しむ。ネイビーなどの落ち着いた色から取り入れると、お手持ちの服にも合わせやすくなります。

パンツ・シューズ

上半身の印象だけでなく、装い全体を整えるために。コレクションではデニムやリラックスパンツ、スニーカーなどもご紹介しています。

革小物・特別なご相談

革の手触りを身近に楽しめる小物から、素材や色にこだわるご相談まで。特注については、ご希望を伺ったうえで本社へ確認いたします。

06 / QUESTIONS

ZILLIについて、よくあるご質問。

ZILLI(ジリー)はどこの国のブランドですか?

ZILLIは1965年創業、フランス・リヨンを原点とするラグジュアリーメンズブランドです。イタリア人テーラー、テオフィロ・ジリーの革づくりを背景に、現在は衣料からシューズ、革小物まで展開しています。アトリエはフランスとイタリアにもあり、アイテムによって生産国が変わります。

なぜZILLIは最高級メンズブランドの一つといえるのですか?

銀座HIKOでは、希少な素材の選定、革をしなやかな衣服に仕立てる技術、見えない部分までの作り込みを理由に、最高級の選択肢の一つとしてZILLIをご紹介しています。本特集では、原皮の確認、クロコダイルの特注ブルゾン、袖口のシャーリングなど、実際の取扱品と経験からその理由を説明しています。

ZILLIはクワイエットラグジュアリーに当てはまりますか?

現在のZILLIは、品質と静かな自信を大切にする「Peak Luxury」を公式に掲げています。華やかな品だけでなく、控えめな色調と素材の質感を軸にした品もあり、クワイエットラグジュアリーを求める方にも豊富な選択肢があります。

ZILLIはレザーだけのブランドですか?

レザーウェアはZILLIを象徴する分野のひとつですが、スーツ、ジャケット、カシミヤなどのニット、シャツ、パンツ、シューズ、革小物まで展開するメンズブランドです。銀座HIKOでは、衣料から小物までお客様の装いに合わせてご案内しています。

日本ではどこで購入・相談できますか?

正規販売店・銀座HIKOの実店舗とオンラインストアでご購入・ご相談いただけます。実店舗は東京・銀座2丁目にございます。商品のサイズや素材感、特注については、お問い合わせページやLINEからご相談ください。

写真のクロコダイルブルゾンは注文できますか?

写真は、過去に銀座HIKOがお客様のご希望に合わせて製作した特注品です。同仕様の製作をお約束するものではありません。ご希望の素材、色、サイズ、仕様を伺い、本社へ製作可否を確認いたします。

ABOUT THIS FEATURE

この特集をお届けするのは、銀座HIKOです。

1986年に熊本で創業し、2016年に銀座へ。「良いものだけをご紹介する」という思いを大切に、ヨーロッパの作り手とお客様を結ぶメンズセレクトショップです。

銀座HIKO代表・バイヤー 中村響子

中村響子

銀座HIKO代表・バイヤー。創業者の中村哲彦とともにヨーロッパへ足を運び、ZILLIとの商談、素材の確認、特注の相談、お客様へのご案内を重ねてきました。本特集は、その現地経験と取扱品、公開中の体験記をもとに構成しています。

銀座HIKOのnoteお問い合わせ運営者情報

参考情報

創業と現在の理念はブランド公式情報、写真と特注の経緯はHIKOの取扱・現地経験に基づきます。海外記事の出典は「海外媒体での紹介」、HIKOの体験記は「3つの物語」にまとめています。ブランド情報確認日:2026年9月8日。原稿・商品情報更新日:2026年9月9日。

VISIT GINZA HIKO

銀座で、
ZILLIの実物に触れる。

素材の柔らかさ、袖を通したときの心地よさ。写真だけでは伝えきれない魅力を、店頭でゆっくりお確かめください。

銀座HIKO

〒104-0061
東京都中央区銀座2-8-17
ハビウル銀座Ⅱ 2F

月~土曜日 11:00–20:00
日曜・祝日 11:00–19:00
定休日:12月31日・1月1日

銀座駅・銀座一丁目駅からお越しいただけます。文具店「K.Itoya」様の左隣、ガラス張りの建物の2階です。エレベーターをご利用ください。

臨時休業・営業時間の変更は、オンラインストアのお知らせをご確認ください。

ZILLI AT GINZA HIKO

次は、ご自身の目と手で。

その一着が、ご自身の日々にどのように馴染むか。
銀座HIKOで、ゆっくりお確かめください。