カート

贈り物の最適解をご提案します

  「社長就任のお祝いに、ネクタイを」 「父の日のプレゼントに何か…」 「息子の就職記念に」 「お世話になった方にお礼をしたくて」   わたくしどもの店には、様々な「贈り物」をお探しの方がお立ち寄りくださいます。   親しいお友達やご家族向けのお品であれば、ある程度のお好みやサイズ感などを把握しておられることがほとんどで、比較的スムーズにお品をお選び頂くケースが多い印象です。     「ちょっと困っている…」そんな表情を浮かべて来られるのは、 「目上の方へ、間違いのない贈り物をしないといけないのだけど…」 と仰るお客様です。   以前お越し下さった女性のお客様も「お世話になっている社長にお誕生日のお祝いをお渡ししたくて」と、ご来店くださいました。   「ネクタイが良いかなと思うけど、その社長は大きな会社を経営されていて普段からたくさんのプレゼントをもらっているみたいで…」 「これまでにも毎年プレゼントをしているけど、その辺りのブランドのネクタイだと「ああ、そのブランドね」という感じで反応が今一つなんです」   とのこと。「もう、何をあげたら喜んで貰えるのか、分からなくなってしまって…」 と、困り顔でため息をつかれます。   結論を先の申し上げると、そのお客様は最後は「良いものを選べてよかった!」と笑顔になって下さっただけでなく、贈り物を探す際に必ずご来店されるようになられました。   なぜ、その方はHIKOを選んで下さるようになったのか?   理由はいくつか考えられます。   ① 贈られるお客様だけでなく、お受け取りになる方の目線も考えてご提案します   わたくしども銀座HIKOでは実際にお品をご紹介する前に、いくつかお客様にお尋ねすることにしています。 お客様のこと、お受け取りになる方のこと、どのような思いを添えて贈りたいとお考えのお品なのか…など。  そうしたことを、雑談も交えつつお教えいただくのです。...

物作りの現場に足を運び続けます

  旅の始まり   わたくしども銀座HIKOオーナーの中村哲彦が独立した1986年は、バブル景気の始まりの年。 有名なブランドであるほど売れ、高額なアイテムであるほど選ばれる。そんな時代でした。    オープン時のHIKO ( 当時の屋号は「日子」 )の様子。熊本にて9坪ほどの小さな店としてスタートしました。     世界の激変   その後迎えたバブル崩壊、アパレル業界にも激震が走ります。 それまでは商社や問屋がブティックに商品を貸し出して、期末に売れた分だけ支払ってもらう「委託」の商いが主流でした。「売れなければ返品すれば良い」そんな緊張感のない環境が当たり前になっていたのです。 しかし景気の悪化に伴い、シーズンの終わりに大量の返品在庫を抱える事になった大手商社やメーカーは、「委託ではなく買取で」と急激に方向転換を始めました。 「このままではいけない」と感じた中村は、「自分の足で物作りの現場へ行き、自分の目で見て確かなものを仕入れなくては」と決意。 ヨーロッパに直接足を運ぶことにしました。     イタリアへの旅 インターネットどころか、海外で使える携帯電話すらない時代でした。( 国内向けの携帯すらも、まだそこまで普及していませんでした )   今でこそ、紳士服の国際見本市「ピッティ ウォモ」(上記写真が会場です) の様子など、ネット上でいくらでも情報を集めることができますが、その頃はそういった手段は全くありません。   旅行会社に飛行機やホテルを手配してもらい、繊維業界向けの新聞などで展示会の情報などをこつこつ集めました。   「現地に着いたらホテルが思いのほか会場から遠く、タクシー代だけでも大変な金額になった」 「ピッティウォモ会場に行きたかったのにタクシーに乗ったらピッティ宮に連れていかれた」 「イタリア語のメニューが読めなくて適当に指をさしたら食べきれない量のお皿が運ばれてきた」...

魅力や情報を正しくお伝えします

わたくしども HIKO は、2000年からオンラインストアを営んでおります。オープン当初は「撮影した写真を、手を加えずにそのまま掲載」するだけでした。しかし実際には実物通りに写真が撮れることは稀で、当時のお客様からは何度か「届いた品の色が画面で見たものと少し違う」といったお声を頂くこともあり…。   20年の間に試行錯誤を重ね、   現在は、① お昼前後の時間帯に ② 日陰でという決まった条件下で撮影するようにしています。   まずはカメラを微調整しつつ、同じアイテムを何枚も撮影。中にはなかなか正しく色合いを写し取れないものもあり、そんな時は同じアングルで10枚ほど撮りなおすことも…。 多い時は一日に全体で400枚以上撮影することもございます。 その上で最も風合いが近いものを厳選し、さらにパソコンのソフトで実物に近づけていくのです。     明るさや色、地色と柄のコントラストのバランス、生地のツヤ感など、いかに実際のものに近づけていくか。赤みを少しだけ引いてみようか、明度を少しだけ下げてみようか、彩度はどうだろうか、と1枚の写真に20回以上の補正作業が入ることもあります。   出来上がった写真はいったん自分のスマートフォンに送り、パソコンとの色味の差異などを確認します。   また、サイズ感や細かい部分の仕様なども伝わるように、様々な角度から撮影したり他のアイテムとコーディネートしたものを用意したり。 お品が入荷してからオンラインストアに掲載されるまでには、こうした数多くの準備を経ています。   現実的には、例えばわたくしどもが先述の通り「昼間の日陰」で撮影していても、お品をご覧になるお客様の環境が「オレンジがかった電球色」の照明下であれば、また違う色味に見えてしまうこともあります。また、お客様がページをご覧になる環境 ( モニターの設定など )でも見え方は変化するため、 「100%完璧に実物通りに撮影し、お写真をお見せする」ことは不可能に近いのですがそれでもその差異を可能な限り小さくする工夫は重ねていかねばなりません。 実際簡単なことではありませんが、お客様に「見た通りの品で満足でした!」と嬉しいお言葉を頂くと「これからも正しい情報をお伝えしていかねば」と感じます。      

より良い状態でお届けします。

  例えば通信販売でネクタイを買った時、こんな経験がある方はいらっしゃいませんか?   「開封したらシワが入っていた」 「シワのせいで、すぐには使えない状態だった」    せっかく気に入って購入した品が、万全でない状態で届くのはとても残念な事です。   わたくしども銀座HIKOは、店内に並んでいるお品を「商品」としてだけではなく、「職人の方々が丹精込めて作り上げた作品」「いずれお客様のお手に渡る大切な預かり物」として扱っています。   例えば冒頭に触れたネクタイ。お品をお送りする際にはそれぞれのブランドの公式の箱や袋にお入れしますが、その際ネクタイを二つ折り、または三つ折りにしなくてはなりません。 そうしますと、お客様のお手元に届いた時に折りシワが入る可能性がございます。開封までのお時間がかかった場合は、よりくっきりと…。 それでは「ベストコンディション」のお品とは言えません。   ですので、わたくしどもではネクタイを二つ折りでキャビネットに陳列する場合、そしてお客様に発送する際には必ず手製の紙ロールをお入れしています。   キャビネットに並ぶ ステファノリッチのネクタイ    折り目になる部分にクッションを入れることで、くっきりとしたシワが入る事を防いでいます。   また、同じ理由でわたくしどもはお客様に店頭でネクタイをご提案する際や、コーディネートのイメージ写真を撮影する際には絶対にネクタイを結びません。その場でさっと一つ結びにして実際にネクタイを締めているかのような状態をお客様にお見せすることは、本当の着用感のイメージが湧きやすくご購入に繋がる可能性が高くなるかもしれません。 ですが、そうすることでネクタイの芯地にはイレギュラーな位置にクセが付いてしまいます。 2度、3度と繰り返すうちに、新品なのに使い古したような風合いになることもありえます。 それは絶対にあってはならないと、わたくしどもは考えています。     また梱包の際には必ず、箱を留めるガムテープの端を小さく折り曲げて 箱から 剥がし易くしています。 「中身はもちろん気に入ったけど、開封する時にテープをストレスなく剥がせたのも気持ちよかった」と嬉しいお声を寄せて下さったお客様もいらっしゃいました。   これらのことは、ひとつひとつはとても小さなことですが、より良い状態でお送りし、そしてスムーズにお品を箱からお出しいただけるように、これからも欠かさず行ってまいります。    ...